会長挨拶

会長の写真 第25回日本リウマチ学会 北海道・東北支部学術集会を平成27年11月13日(金)14日(土)に盛岡市で開催させて頂くことを誠に光栄に存じております。第17回の本学術集会を盛岡で開催させて頂いてから8年が経過致しました。その時の抄録を見ますと「新しい抗リウマチ薬のタイミング-高い有用性を得るために-」となっており、生物学的製剤の臨床成績を後ろ向きに研究した発表が主流でした。言うまでもなくそれ以降のリウマチ学の進展は目を見張るものがあります。治療薬の選択肢も増え、メソトレキサートの増量も承認されました。この結果、患者さんの疾患活動性もかなり制御できるようになり、長期的予後の改善を目指す医療が実践されております。一方、多様化したリウマチ医療を標準化する目的で2014年に日本リウマチ学会から「関節リウマチ診療ガイドライン」が発刊されました。各薬剤の有用性と有害事象、手術やリハビリの有用性などをClinical Questionにあげ解説しています。

 これらの点を踏まえ、本学術集会では、各分野のリーダー的存在の先生方から最新の話題を提供して頂きます。基礎分野は高柳広先生(東京大学)、内科分野は渥美達也先生(北海道大学)、整形外科分野は木村友厚先生(富山大学)、リハビリテーション分野は佐浦隆一先生(大阪医科大学)にご講演をお願いしております。また、「生物学的製剤の功罪」や「RAの深寛解の導入」をテーマにし、多方面の観点からリウマチ診療を討論するシンポジウムを企画させて頂きます。

 今回の学術集会は、会員の先生方の利便性を考え、盛岡駅に隣接する「盛岡市民文化小ホール」を会場にさせて頂きました。できるだけ多くの先生方に参加して頂き、リウマチ診療について実りある討論を繰り広げることにより、北海道・東北地区のこれからのリウマチ診療の一助になるような学会にしたいと思っております。

 診療科の専門を問わず数多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。

第25回日本リウマチ学会 北海道・東北支部 学術集会
             会長 土井田 稔
(岩手医科大学医学部整形外科学教室 教授)

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